先ずはこれをみて欲しい。
これは野村総合研究所が2年に一度発表している俗にいう「お金持ちピラミッド」だが、それが2年振りに更新された。
これを見ると富裕層が爆増中です。
このお金持ちピラミッドは日本の家庭を5段間に分け、お金持ちがどのくらいの割合のお金を所有しているか推計した資料です。
以下5段間だ。
・超富裕層・富裕層(純金融資産 1億円〜)
(本物のお金持ち)
・準富裕層(純金融資産 5000万円以上1億円未満)
(これからお金持ちになる人たち)
・アッパーマス層(純金融資産 3000万円以上5000万円未満)
(小金を持ち、お金持ち予備軍)
・マス層(純金融資産 3000万円未満)
(一般人・大衆)
純金融資産とは、預貯金や株式債券や生命保険等々の金融資産から、負債を差し引いたものとなります。
例えば総資産が1億円だったとしても、負債が100万円あれば富裕層には区分されません。
それでは順番に詳細をみていきましょう。
先ずは超富裕層・富裕層(純金融資産 1億円〜)から
これを見ると1億円以上持っている「超富裕層・富裕層」は、合計約150万世帯
そしてどれ程の年収があれば富裕層なのかという基準に関しては定義がなく、よく言われているのは年収が2,000万円以上。
年収が2,000万円以上あれば、純金融資産を1億円以上形成する事は簡単なので、妥当な数字だと思います。
日本の世帯数トータルは約5400万なので、1億円以上の資産があるリッチな世帯は、日本全体の2.74%(約36世帯に1世帯)しか存在していません。
これを多いと感じるか、少ないと感じるかは感覚値の問題でもあるので一概には言えませんが、僕は少ないと感じています。
でもSNSを見ているとフェラーリやロールスロイスに乗ったり、高級時計をつけていたりして、超富裕層に映るかも知れませんが、実は錯覚で拾い画像(許可なく勝手に)で詐欺まがいな事をしていたり、ブランディングとして型落ちのフェラーリでもそれなりに見えてしまうので、マス層が一時投資として絢爛豪華な生活を演出し宗教やセミナーみたいな所に引き込もうとしているのがよく散見されます。
だから「本物の富裕層」を見つけるのは経験を積んだ方でないと難しいです。
そして富裕層の投資先として多いのはやはり不動産投資。
多くの富裕層は不動産を所有しており、不動産収入を得ることで資産を増やしています。
このブログを見ている方の中には、富裕層はデイトレードのような投資をしていると思っている方もいるかもしれませんが、本物の富裕層は基本複利で「長期・積立・分散」で投資をしている方が多い印象です。
投資の神様のウォーレンバフェットはこんな言葉を残している。
「ピッチャーの投げる球を全て振る必要はない。重要なことは自分が好きな球が来るまで待つことだ。しかし、多くのファンドマネージャーにはそれができない。なぜなら、いつまでも好きな球が来るまで待っていたら、ファンからヤジが飛んでくるからだ」
そして根気よく待つ。
事実バフェットはコカコーラ株を10年以上保有したり、一貫して長期投資を行っています。
これは富裕層だからこそできる「大きな資本で確実にじっくりと」の戦略。
小資本でやっても意味がない事を大資本でやるからこそ大きなものになります。
次は「準富裕層」で全体の6.01%ほどを占めていて、1世帯あたりの保有資産は、約7,900万円です。
富裕層と準富裕層の違いとして、準富裕層は弁護士や会計士などの士業、外資企業の役員などのインカムリッチ・プロフェッショナルと呼ばれる高所得者である場合が多いですが、夫婦で公務員をしている場合の家庭は2人の退職金で5,000万円程あるので、準富裕層に分類される事があります。
特徴として富裕層は資産形成のために投資を行っている一方、準富裕層は仕事が激務であることが多く、お金を使う暇がないという方が少なくありません。
そして「アッパーマス層」は、全体の13.42%を占めています。1世帯あたりの保有資産は、約4,600万円です。
この「アッパーマス層」の特徴は「準富裕層」と似ていて、プロフェッショナルな仕事をしていたり、自営業者が多い印象。
最後は「マス層」で、全体の77.83%を占めています。
多くの方はここに分類されるいわば大衆です。
マス層の1世帯あたりの保有資産は約1,600万円で多く感じる方が多いと思いますが、このデータは例えば、資産が多い高齢者と資産が少ない若年層を2で割っている事、つまりわかりやすくいうと、20歳の貯金0円世帯と、仕事の退職金をもらった60歳の貯金2000万円の世帯を比べても意味がありません。
ブログのまとめ
お金持ちピラミッド全体の割合が以下の通り
- 超富裕層 :0.17%
- 富裕層 :2.58%
- 準富裕層 :6.01%
- アッパーマス層:13.42%
- マス層 :77.83%
今回は2年振りに更新された「お金持ちピラミッド」を見てきましたがいかがでしたか?
今回超富裕層・富裕層・準富裕層の合計世帯数は、2011年には350万世帯に満たなかったが2021年には470万世帯を超えましたが、マス層の推移はほぼ横ばいだったので、個人的にはマス層(大衆)にビジネスを仕掛ける富裕層達がパイの取り合いをしている印象。
そして僕が好きな作家「橘玲氏」が「年収800万円と金融資産1億円で幸福度は上がらなくなる」と言っている通り、金銭の多寡による比較は不幸を招く原因にもなると思います。
「悲報」はあなたがまだマス層から抜けられない間にライバルはどんどん富裕層の仲間入りをしているって事で「朗報」はこれからまだまだチャンスがあるということ。
事実、マス層から→アッパー層と徐々に段階を踏む人より一気に富裕層に飛び入りする人が多い。
所謂オールドリッチと言い、代々からの資産の相続による富裕層になった者や、勝ち組リッチとして起業などで成功した者、ストック・リッチといいストック・オプション等で財を成す者がいたりで人生何が起きるかわかりません。
その為に必要な知識や技術は私がこの様にブログにしたり、Twitterで呟いているので、是非フォロ〜して下さいね!!